267.マンションにかかる固定資産税、どれくらい?

こんにちは!
イエステーション愛媛総合センター| 今治店の川又です。
マンションの維持費というと、管理費や修繕積立金が注目されがちですが、「固定資産税」についても把握しておくことが重要です。
実はマンションは一戸建てに比べて、固定資産税が高くなるケースもあります。
今回は、そんなマンションの固定資産税について、押さえておきたいポイントやシミュレーションをお届けします。

マンションの固定資産税はどう決まる?
マンションの所有権は建物だけと思われがちですが、実際には建物と土地の両方に及びます。そのため、固定資産税は建物・土地の双方に対して課税されます。
土地はマンション全体で共有しているため、各戸の所有面積に応じて土地の持分が分けられ、その割合に基づいて固定資産税が算出されます。同じ建物でも部屋ごとに税額が違うのはこのためです。
固定資産税は原則として「固定資産税評価額 × 1.4%」で計算され、評価額は土地・建物それぞれに基準があります。
土地の評価は3年ごとに見直され、再開発などで変動する可能性があります。一方、建物は築年数が経つほど評価額が下がる「経年減価補正」が適用されます。
▼新築マンションの場合
建物の評価が未定なことも多いため、入居前に正確な固定資産税額を把握するのは難しいですが、不動産会社に概算を確認することは可能です。
▼中古マンションの場合
過去の納税実績があるため、事前に税額を把握しやすいのが特徴です。市区町村役場で台帳を閲覧することもできます。なお、固定資産税は1月1日時点の所有者に課税されるため、年の途中で購入した場合は前所有者と分割することもあります。
マンションの固定資産税が決まる流れとは?
居住用の土地には、一定の条件を満たせば固定資産税の軽減措置が適用されます。
【土地】
・200㎡以下の部分は評価額が1/6に軽減
・200㎡を超える部分は1/3に軽減
【建物】
・築5年以内で、下記条件を満たせば床面積120㎡まで評価額が1/2に軽減
・2022年3月31日までに建築
・床面積50~200㎡
・3階建て以上の耐火・準耐火構造
長期優良住宅の場合、軽減期間が最大7年まで延長されます。
なお、高さ60m超のタワーマンションは、階層に応じて税額が変動するよう税制改正が行われています。
マンションの固定資産税をシミュレーション
それでは、これまでご紹介した計算方法を使って、一戸建ての固定資産税のシミュレーションをしてみましょう。
条件
- 物件価格:1,000万円(内訳:土地300万円、建物700万円)
- 床面積:80㎡
- 築年数:6年
- 所在地:愛媛県
- 物件種別:中古マンション
計算
- 土地評価額:300万円 × 70% = 210万円 × 1.4% = 29,400円
- 建物評価額:700万円 × 70% = 490万円 × 1.4% = 68,600円
軽減措置適用後
- 土地特例(1/6):29,400円 × 1/6 = 4,900円
- 建物(経年補正 50%):68,600円 × 1/2 = 34,300円
→ 合計:約39,200円

マンションの固定資産税は特例措置もあり
マンションにかかる固定資産税は、一戸建てとは土地の評価方法が異なり、タワーマンションの場合は特例措置も存在します。
専有面積が小さくても税額が高くなる場合もあるため、将来の維持コストとして、あらかじめ概算を確認しておくと安心です。
まとめ
マンションの固定資産税は、建物と土地それぞれに評価額が設定され、計算されます。土地は総戸数で共有するため、一戸建てとは異なる算出方法になります。また、軽減措置や経年減価の仕組み、高層階の税負担増など、注意すべきポイントも多岐にわたります。維持費として毎年かかる費用だからこそ、購入前に目安を把握しておくことが大切です。
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