002.家を売却したいのにローンが残っている!売る方法や注意点とは

こんにちは!
イエステーション愛媛総合センター| 今治店の川又です

住宅ローンが残っている家は売却することができるのでしょうか?
答えは「イエス!」です。

ただし、住宅ローン返済中の家を売却するためには、売却時にローン残金を一括返済しなくてはいけません。

今回は、住宅ローンが残っている家の売却方法や売却時の注意点についてご紹介します。

ローンが残っている家は売却できる?

売却時にはローン残金を一括で返済しなくてはいけません。
残金を一括返済するお金は準備できていますか?

ローン残金の一括返済は売却完了時に行うので、多くの方は「家の売却で得たお金」で支払おうと考えるのではないでしょうか。

しかしここで注意したいことがあります!

  • 家の売却価格がローン残高を下回ることがある
  • 家の売却にはさまざまな費用がかかるため「家の売却額=売却利益」とはならない

不動産は時間の経過とともに資産価値が目減りしていくので、売却価格が住宅ローン残高よりも安くなってしまうことは珍しくありません。
また、仮に住宅ローン残高と同じ価格で売却できたとしても、住宅の売却にはさまざまな費用がかかるため手数料などを引くと売却益はローン残高を下回ってしまうのです。

家の売却に関わる手数料などについてはこちらでも詳しくご紹介しています。

家の売却前には査定を行い、家がどのくらいの価格で売れそうか、手数料などを引いて、どのくらいの利益になりそうかなどをしっかり確認しましょう。
売却益と貯蓄などを合わせてローンの完済が可能と判断をしてから売却をするようにしましょう。

ローンを一括完済できないが、売却したい場合は

「家の売却利益+貯蓄」でもローン完済が難しいがどうしても売却したい!という場合、下記のような方法もあります。

住み替えローン

新しく住む家を購入するためのローンと今の家のローン残高をまとめて借り入れすることができるローンです。
新しい家の購入費と現在のローンの残金が一本化するので借入金額は高くなり、その分審査も厳しくなる傾向があります。

クレジットカードなどの無担保ローン

一括返済に足りない分をクレジットカードなどのローンを利用して用意する方法です。
家や土地などの担保を必要としない代わりに利息が高い設定となっています。

任意売却

任意売却専門の不動産会社に任せて売却を行い、住宅ローンの残金についてはその後分割して支払いを続けます。
ただし、任意売却を利用すると信用情報に事故情報が記載され、その後の新しいローンやクレジットカードの契約などができなくなる可能性があります。

競売(きょうばい)

これはローンを完済しなくても売れる方法というより、ローンを完済することができずに強制的に売られてしまう状態ですね。
住宅ローンの返済ができなくなると、抵当権を持つ金融機関が家を強制的に売却されてしまいます。

まとめ

  • 住宅ローンを返済中の家を売却することは可能です。ただし売却完了時にローン残金を一括返済し、抵当権を抹消する必要があります。
  • ローンが残っている家を売却する際には、売却価格の査定を行って売却益での返済が可能か事前にしっかり把握しましょう。ローン残高以下の売却価格になることは珍しくなく、売却には手数料などもかかります。
  • 家の売却益と貯蓄でローン残金を返済できない場合は、住み替えローンや無担保ローン、任意売却を利用して家を売却することもできます。任意売却を行うと新たなローンやクレジットカードなどの契約ができなくなる場合がありますので注意しましょう。

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