196.送電線下の家は売れる?売却に影響するポイントとは〜第1回
こんにちは!
イエステーション愛媛総合センター| 今治店の川又です。
送電線の下に家があるため、売却できないのではと心配する方は多いでしょう。
確かに、送電線が近くにあると売却価格に影響が出ることはありますが、それは送電線の種類や位置によります。決して売却を諦める必要はありません。
送電線の近くを避ける人もいれば、気にしない人もいます。
送電線下の家を売却する際の注意点について詳しく説明していきます。
送電線の種類を知ろう
送電線と言っても、いくつかの種類があります。
例えば、家に電気を引き込む電線は「低圧線」と呼ばれる送電線の一つです。
全ての送電線が不動産の売却価格に影響するわけではありません。電圧と送電線の種類について解説します。
送電線には低圧・高圧・特別高圧の3種類がある
電技省令第3条で、電圧は以下の3つの区分に分けられています。
区分 | 交流 | 直流 |
低圧 | 600V以下 | 750V以下 |
高圧 | 600V超~7,000V以下 | 750V~7,000V以下 |
特別高圧 | 7,000V超 | 7,000V超 |
直流・交流ともに7,000ボルトを超える「特別高圧」は、大規模な電力を必要とする施設や工場で使用されます。
これには変電所から専用の送電線を引き込み、鉄塔などの支えが必要です。
いくつかの変電所を経由して電圧が下げられた「高圧」は、中小規模の工場や施設に使われるほか、
街じゅうに巡らされた配電線を通って家の近くの電柱に送られます。
そして電柱の変圧器で100ボルトや200ボルトに変換され、配電線(引き込み電線)を通じて各家庭に届けられます。
送電線や高圧線というと、一般的には「大きな鉄塔」をイメージするかもしれませんが、
実際には、家に引き込まれる配電線以外はすべて高圧線です。
自宅のそばに鉄塔がないからといって「高圧線下の家ではない」と考えるのは誤りです。
次回は、送電線下の家の売却価格が低くなりがちな理由や、売却するために必要な確認事項について解説していきます。
まとめ
送電線の下に家がある場合、売却に不安を感じることが多いですが、種類や位置により影響は異なります。
送電線の種類(低圧、高圧、特別高圧)を理解し、適切な対応を行うことが重要です。
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