189.古い家、建て替え、住み替え、リフォーム?賢い選択のポイントとは〜その1

こんにちは!
イエステーション愛媛総合センター| 今治店の川又です。

長年住み慣れた家でも、築年数が経つと古さや不具合が気になってきます。
これからの暮らしを見据えて、そのまま住み続けるか、住み替えを考えるかで迷うこともあるでしょう。

建て替え、住み替え、リフォームにはそれぞれ利点と欠点が存在します。
3つの選択肢から最適なものを選ぶために、費用を含めたメリットとデメリットを解説します。

建て替え、住み替え、リフォームの特徴とは

住まいの課題を解決するためには、建て替え、住み替え、リフォームという3つの選択肢があります。それぞれの特徴をまず確認していきましょう。

建て替えの特徴

「建て替え」とは、現在所有している家を取り壊し、同じ敷地に新しい住宅を建てることです。
土地代はかかりませんが、新築のために多額の建築費用が必要です。また、建て替えが完了するまでの仮住まいの費用も発生します。

住み替えの特徴

現在住んでいる家を売却して、新しい家を購入することを指します。
新しい土地を購入して家を建てる場合、新しい住まいが完成するまでにはかなりの時間がかかります。
すでに完成している建売住宅や中古住宅、マンションを購入するという選択肢もあります。

リフォームの特徴

基礎部分はそのままに、内装や外装を新しくしたり、
キッチンやお風呂などの設備を新しいものに交換する工事を行うことです。
老朽化が気になる部分だけをリフォームにするか、壁を壊して間取りを大きく変えるなど、
本格的なリノベーションをするかは、今の家をどれだけ活かすかによるでしょう。

建て替えのメリット・デメリットとは

家の建て替えのメリットとデメリットには、どんなことがあるでしょうか。順に見ていきましょう。

メリット①真新しい家に住める

最大のメリットは、新築住宅に住めることです。最新の設備やライフスタイルに合った間取りが実現できるため、安心で快適な暮らしを手に入れることができます。新築なので、長期間に渡って住み続けることが可能です。満足のいく家を建てるためには、自分たちにどんな住まいが必要かを家族でしっかり話し合うことが重要です。古い家で抱えていた不安や不満を解消できる家づくりを進めましょう。

メリット②同じ土地に住み続けられる

住み慣れた土地から離れずに済むのも、建て替えの良さ。
住み替えと違って他の土地へ行くわけではないので、通勤・通学はもちろん、顔なじみの近隣住民とのお付き合いも今まで通り。

現在の生活環境を変えたくない場合は、建て替えが向いていると言えるでしょう。

メリット③住宅ローンが利用できる

建て替えには住宅ローンが利用できるため、資金調達において有利です。変動金利の住宅ローンなら金利が1%未満で資金を調達でき、様々な金融機関で利用可能です。
また、長期優良住宅や耐震性の高い住宅など、一定の条件を満たす住宅には自治体から補助金を受けられる可能性があり、費用を抑えられるメリットもあります。

デメリット①建て替え費用がかかる

建て替えは、新築住宅をゼロから建てることです。リフォームに比べて、かなりの費用がかかります。例えば、30~40坪程度の家をフルリフォームする場合、総額で1,000万円程度で済むことが多いですが、同じ大きさの新築住宅を建てるとなると、建築費用として2,000万円以上かかります。さらに、高品質な住宅や耐震性の高い鉄筋コンクリート住宅にする場合、3,000万円以上の費用がかかることを覚悟しなければなりません。資金調達には有利ですが、新築同様の費用がかかることに注意が必要です。

デメリット②引っ越しが2回発生する

古い家を解体するため、建て替え工事中は仮住まいに引っ越す必要があります。家族だけでなく、古い家にあるすべての家財道具も移動させなければならないので、大変です。新居が完成した後、仮住まいから再度引っ越すため、2回分の引っ越しの手間と費用がかかります。

デメリット③建て替え後の家の方が狭くなる場合がある

新築で理想の家を建てられると考えがちですが、実際にはさまざまな制約があります。法規制の変更や既存不適格の状況により、新しい家が現在より小さくなることも。予算の制限も大きな要因です。同じか少し広い家を望んでも、実際には狭くなる可能性があることを心に留めておきましょう。

将来を考えた時に、古い一戸建てに住み続けるか、建て替えやリフォーム、住み替えを検討するかは難しい選択です。
次回は、「住み替え」「リフォーム」のメリットとデメリットについて、詳しく解説します。

まとめ

老朽化した家をどうする? – 建て替え、住み替え、リフォームの比較

長年住んだ家の老朽化に直面したとき、多くの人が悩みます。建て替え、住み替え、リフォームという3つの選択肢があり、それぞれに長所短所があります。

まず、各選択肢の特徴を見てみましょう。建て替えは現在の家を取り壊し、同じ場所に新しい家を建てること。住み替えは現在の家を売却し、別の家を購入すること。リフォームは基礎部分を残しつつ、内外装や設備を更新することです。

建て替えのメリットは、最新の新築住宅に住めること、慣れ親しんだ土地に住み続けられること、住宅ローンが利用できることです。一方、デメリットとしては、高額な費用がかかること、2回の引っ越しが必要なこと、法規制の変更により新しい家が狭くなる可能性があることが挙げられます。

長期的視点での資産価値維持が重要で、適切な管理とリノベーションが鍵となります。将来を見据えた住まいの選択は簡単ではありません。

愛媛総合センターは、不動産に関するご相談を全て無料で対応しています。
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