188.リノベーションされた中古戸建てを売却するときの資産価値の変化について
こんにちは!
イエステーション愛媛総合センター| 今治店の川又です。
この記事をお読みいただいている皆さんは、売却を検討している、あるいは将来的に自宅を売却することを考えている方、
もしくは、売却を見据えた不動産の購入を考えている方ではないでしょうか?
テーマとしている「資産価値」とは、財産の価値を示す言葉で、不動産の場合、建物や土地の価値を指します。
住宅を購入するときに将来の売却まで見据えるのは難しいかもしれませんが、やむを得ず引っ越しをしなければならない可能性はゼロではありません。
この記事では、購入した住宅の売却やリノベーション後の資産価値について、さまざまな視点から解説します。
一戸建て住宅の資産価値を知ろう
かつての考え方では、マンションよりも一戸建ての方が資産価値が高いとされていました。
「築年数」は資産価値を算出する要素のひとつです。
一戸建ては建物と土地で構成され、建物は完成と同時に築年数のカウントが始まるのに対し、
土地は新旧に関わらず価値が変わらないと考えられます。
このため、一戸建てはマンションに比べて資産価値の減少が少ないと言われてきました。
とはいえ、一戸建ても資産価値は低下します。
一般的には、新築時を100%とすると、
築20年で価値が下がり始め、資産価値が10%まで低下し、
その後はほぼ横ばいで推移します。
それでは、一戸建ての資産価値がどのように決まるのかについて、詳しく見ていきましょう。
ポイント1:築年数
上述の通り、築年数は資産価値を評価する際の重要な要素です。
新築の一戸建てでもマンションでも、一般的に市場に出た時点で20%程度価値が下がると言われています。
さらに、20年経過すると建物の資産価値はほぼゼロになるとされています。
ポイント2:生活のしやすさや利便性
通勤や通学の利便性や、スーパーなどの商業施設や病院などの施設が充実していることも生活の利便性に含まれます。
さらに、一戸建住宅では、周囲に高層建物があるよりも低層建物が多い方が、価値が高いと見なされます。
ポイント3:日当たり
都市部では住宅が密集している地域もあり、風通しや日当たりが十分に確保できない場合があります。
マンションは上の階に行くほど、前方に建物が遮られることが少なくなり、日当たりも良好ですが、一戸建てでは同じ条件を得るのは難しいことが多いです。
したがって、周囲の住宅の密集度により、日当たりや風通しに影響が出ることもあります。このポイントにも注意が必要です。
ポイント4:リノベーション
設備を新調したり、間取りを全面的に変更することで、建物の資産価値の減少を抑えることが可能です。
しかし、リノベーションに売主の個人的なこだわりが強く反映されすぎると、一般の購入者の好みに合わないことがあるので注意が必要です。
ポイント5:修繕
一戸建てはマンションとは違い、メンテナンスの頻度が異なります。実際、この修繕も資産価値に影響する要素のひとつです。
マンションでは一般的に管理組合が12~15年ごとに大規模修繕工事を行い、価値を保ちますが、一戸建てでも定期的な修繕が行われるかどうかで価値の差が生まれます。
経年に伴い配管などの設備の不具合や外構の色あせが目立ってきますが、
定期的にメンテナンスを行うことで、価値の低下を防げるとされています。
リノベーションで価値の低下を抑える
資産価値の下落が懸念される不動産も、リノベーションでその低下を最小限に抑えられる可能性があります。ここで挙げたポイントを活用しながら、不動産の価値を維持する努力をしていけば、売却時に好ましい結果を得られることもあるため、取り組んでみるのも良いでしょう。
まとめ
中古戸建・古家リノベーションの資産価値まとめ
資産価値の基本
- 土地は比較的安定、建物は築20年で大幅下落
価値に影響する要素
- 築年数、立地、周辺環境、リノベーション、定期修繕
リノベーションの効果
- 価値低下を抑制可能だが、過度な個性化は避ける
維持のポイント
- 定期的なメンテナンスが重要
売却時の考慮点
- 適切な維持管理で良条件での売却可能性が向上
長期的視点での資産価値維持が重要で、適切な管理とリノベーションが鍵となります。
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