207.家を売るとき、不用品はどうするべき?処分か譲渡か?残置物があっても売却はできるのか?

こんにちは!
イエステーション愛媛総合センター| 今治店の川又です。

不動産の売却をお考えの方や、相続した不動産の処分を検討している方が直面する問題の一つに「不用品」があります。
新居への引っ越しを機に、「これ以上使わない」と判断して不要になるものも少なくありません。
不動産を売却する際に残置物としてまとめて処分できれば理想的ですが、果たして荷物が残った状態でも売却できるのでしょうか?
ここでは、残置物がある状態での売却が可能かどうかについて、詳しく解説します。

売却方法によって対応が異なる

不動産を売却する際、仲介と買取の二つの方法がありますが、それぞれの手法によって売却価格や手続きの流れが大きく異なります。
残置物に関しても両者で対応が異なるため、これから売却を考えている方は、各方法に応じた最適な対応策をぜひ参考にしてください。

仲介なら自分で処理をする

売却方法として仲介を選ぶ場合、一般的に売主が残置物を処理する必要があります。
仲介での売却を考えているなら、家の中を完全に片付けた状態で不動産会社に相談するのがスムーズです。
残置物が残っている状態でも仲介を依頼することは可能ですが、不動産会社から「買い手が見つかるまでに残置物を処理してください」と言われるのが通常です。
特に条件が良い物件の場合、すぐに買い手が見つかることもあり、「買い手が見つかったが残置物がある」という状況になると、引き渡しが遅れトラブルの原因になる可能性があります。
そのため、早めの撤去をおすすめします。

不動産買取なら不動産会社が処理をする

逆に、仲介ではなく不動産会社に直接不動産を買い取ってもらう場合、不動産会社が残置物を処理してくれます。
買取では仲介の約7割程度の価格になるため、売値は低くなりますが、売主が残置物を処分する必要がない点がメリットです。
この7割という価格には、残置物の処分に加えて、再販を見越したリフォームや古家の取り壊し費用も含まれており、その分価格が抑えられます。
残置物の処分が面倒だと感じる方や、早急に不動産を手放したい方には、買取の方が効率的な選択となるでしょう。

不用品の処分に困った場合はどうする?

仲介を選んだ場合、基本的には自分で残置物を処理する必要が出てくるため、「どうやって不用品を処分すれば良いのか」と悩む方もいるでしょう。
不動産の処分に困ったときには、いくつかの方法がありますので、以下を参考にしてスムーズに対応できると良いですね。

時間がないなら不用品回収業者に依頼する

不動産売却を検討する際、様々な事情により方法を選択する必要があります。例えば、離婚や相続などの複雑な状況で迅速な売却や現金化を希望する場合は、買取が適している場合が多いでしょう。一方で、できるだけ高値での売却を望む方は仲介を選択することがあります。仲介を選んだ場合、物件の魅力を高めるために不用品の処理が必要となりますが、これを自力で行うのは非常に労力のかかる作業です。そこで、不用品回収業者の利用をお勧めします。一つ一つ自分で処分するのではなく、プロに一括で依頼することで、時間と労力を大幅に節約できます。中には即日対応や夜間対応が可能な業者もあるので、急ぎの場合はそういった柔軟な対応ができる業者を探すと良いでしょう。また、不動産会社の中には信頼できる回収業者と提携しているところもあるため、仲介を依頼する不動産会社に相談してみるのも一案です。このように、適切な方法と業者を選ぶことで、スムーズな不動産売却が可能となります。

余裕があるなら自分で一つ一つ処分する

不動産売却を急ぐ必要のない方もいらっしゃいます。時間的余裕がある場合、不用品処分を焦る必要はありません。リサイクルショップや買取専門店に自分で持ち込むことで、丁寧に整理できます。また、価値のある物や人気の高そうな物は、知人への譲渡やフリマアプリでの販売も検討してみましょう。

売却方法によって残置物への対応は変わる

不動産売却を考えている方は、仲介と買取のどちらを選ぶかで残置物の扱いが変わってきます。将来的に売却を予定している場合、残置物の処理方法や業者選びを事前に検討しておくことをお勧めします。

まとめ

不動産売却時の残置物対応についてまとめると、売却方法によって大きく異なることがポイントです。仲介の場合は基本的に売主が残置物を処理する必要があり、完全に片付けた状態で不動産会社に相談するのが望ましいです。一方、買取の場合は不動産会社が残置物を処理するため、売主の手間は省けますが、売却価格が低くなる傾向があります。

残置物処理に困った場合の対応策としては、時間がない場合は不用品回収業者に依頼するのが効率的です。即日対応や夜間対応が可能な業者も存在するので、状況に応じて選択できます。時間に余裕がある場合は、自分でリサイクルショップや買取専門店に持ち込んだり、フリマアプリを利用したりと、丁寧に処分することができます。

結論として、不動産売却を考えている方は、自身の状況に応じて売却方法を選び、それに合わせた残置物への対応を早めに検討することが重要です。時間や労力、売却価格などを総合的に考慮し、最適な方法を選択することで、スムーズな不動産売却が実現できるでしょう。

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