146.マンションを売却する最適な時期とは？

こんにちは！
イエステーション愛媛総合センター｜ 今治店の川又です。

マンションを将来売却しようと考えている方へ。売却時期は一見どのタイミングでも同じように思えますが、実は売る時期によって価格が大きく変わることがあります。

最高価格で売却するためには、最適な時期を理解することがカギとなります。
この記事では、マンションを売るのに最適なタイミングに焦点を当ててご紹介します。

マンションの売却の最適なタイミングとは？

マンションの売却価格は売る時期によって大きく異なります。高値で売却できるタイミングを選ぶことで、「売却してよかった」と感じることができるでしょう。

マンションを売る最適な時期に関する重要なポイントをいくつかご紹介します。

1.築年数が浅ければ浅いほど、売却価格が高くなる傾向

不動産全般において、新しい建物ほど高く売れることが一般的です。

自宅購入の経験を思い出してみれば、新築または築年数が少ない物件は価格が高く、逆に築年数が多い物件は価格が低くなることがわかります。

物件の築年数が長くなるほど、資産価値と価格は下がり、売却を考えるタイミングが実際の売り時になります。躊躇して時間を過ごすと、価格はさらに下がるため、できれば築0年から5年の間に売却するのが望ましいです。築年数が10年になると価値は約13％減少し、20年を超えると価値は50％も下がると言われています。

2.新生活が始まる前に売却する。

一年のうちで物件の売買が最も活発になるのは、新生活がスタートする4月やその前月の3月です。

この時期には新しい住まいを求める人が増え、不動産の売買契約がピークに達します。
マンションを売る場合、需要が高いこの時期に合わせるのが理想的です。

ただし、売却活動には通常3〜6ヶ月かかるため、3月や4月の売却を目指すなら、前年の9月頃から準備を始めるのが適切です。
また、社会的な異動が多い10月も不動産需要が高まる時期です。この時期に売却を考える場合も、同様に前もって準備を始めることが重要です。

3.大規模修繕やリノベーション後に売却する。

中古マンションを売る場合、清潔な印象を与えることが買い手を引きつける鍵です。
築年数が多いマンションでは、室内だけでなく共有スペースにも汚れや損傷が生じることがあります。

そのため、12年から15年ごとに大規模な修繕やリノベーションを行い、住環境を改善することが一般的です。
これらの修繕を終えた後に売却すると、物件は綺麗な状態になり、買い手に良い印象を与えるため、売却がスムーズに進む可能性が高まります。

4.周辺に大型施設等ができた時に売却する。

マンションを保有している場所に大型施設等ができるという情報が手に入ることもあります。
ショッピングモールや商業施設などが新しくできるなど、街が活気づきそうというタイミングでも物件価格が全体的に上がる傾向にあるので、ベストタイミングと言えるでしょう。
大型施設ができることはそうよくある話ではないものの、もしそのような噂を聞いたら、事実確認をした上で売却に踏み切っても良いかもしれません。

2023年はマンションの売り時？その理由は？

経済情勢によってもマンションを売るべき時期は大きく左右されます。
不動産の需要は年度毎に変わるものですが、マンションの需要や取引価格はどのようになっているのでしょうか。

1.31年連続愛媛県内の公示地価の下落

愛媛県の公示地価が31年連続で下落していることは、地域全体の不動産市場が長期的な低迷を経験していることを示しています。

このような状況では、不動産価値の上昇を期待するのは難しく、中古マンションの価格も安定して上昇する可能性は低いと考えられます。

2.人口減少と不動産需要の減少

人口減少は、住宅需要の減少に直結します。

特に若年層や働き盛りの世代の減少は、新しい住宅への需要を減少させ、中古マンション市場にも影響を及ぼします。
需要が減少すると、売却時の価格も抑制される傾向にあります。

3.空き家数の増加

空き家の増加は、住宅市場における供給過剰の状態を示唆しています。
供給が需要を上回る場合、売却価格は下落する傾向にあり、売り手市場とは言い難い状況です。