137.空き家は買取一択!?本質に迫る

こんにちは!
イエステーション愛媛総合センター| 今治店の川又です。

空き家を売るには、大きく分けて2つの方法があります。

  • 「仲介売却」は、不動産会社に空き家の買い手を探してもらう方法です。買い手が見つかってから売却するので、高い値段で売れる可能性がありますが、時間がかかることもあります。
  • 「業者買取」は、不動産会社に空き家を直接買ってもらう方法です。すぐに売却できるので、早くお金が手に入りますが、仲介売却よりも安い値段で売らなければならないことが多いです。

どちらの方法が良いかは、空き家の状態や立地、売却の目的や期限などによって変わります。自分の状況に合った方法を選ぶことが大切です。

それぞれを具体的に見ていきましょう。

1.売れない空き家を早く売却・処分する方法

最初に、空き家を売却・処分するにはどんな方法があるのかご紹介します。

①業者に買い取ってもらう

普通に仲介で売却しようとしても売れない場合、業者に買い取ってもらう方法を検討しましょう。一般的に業者買取は売却価格が安くなってしまいますが、立地など条件が良ければ高値がつく可能性もあります。

建物の劣化などにより売れない物件は、業者が空き家を解体し、更地として売却する目的で買い取ってくれることもあります。

②仲介なら、相場よりも安く売り出す

仲介で売却する場合、立地条件が悪くても、相場よりも安い価格設定にすると売却できる可能性が高まります。

「最初は相場で売りに出し、しばらく売れなかったら値下げする」よりも、「最初から相場よりやや安値に設定する」方針の方が売れやすくなります。

ただし、あまり安い価格設定では損をすることがあるため、仲介会社と相談しながら進めていくようにしましょう。

③不動産仲介会社を変える

仲介売却で売れない場合、その会社に実力がないか、売却活動が十分に行われていないことが原因という可能性があります。

売却を依頼したら、定期的に販売状況の進捗を報告してもらうこと。動きがない場合は売却活動の方法や売れていない理由を確認し、もし十分な売却活動が行われていないようであれば、不動産仲介会社の変更を検討しましょう。

2.一般的な仲介売却のメリット・デメリット

仲介売却とは、不動産会社に空き家などの不動産の書い手を探してもらう、最も一般的な売却方法です。

①空き家を仲介売却するメリット

主なメリットは価格面にあります。業者買取に比べ、高い価格で売却できる傾向にあります。

②空き家を仲介売却するデメリット

・いつ売れるか分からない。最悪、何年も売れない場合もある。

・仲介手数料が必要。

・いつまでも売れない場合、値下げを強いられやすい。

・近隣住民に売却していることを知られてしまう。

・買い手が住宅ローンが借りられないといった理由で、契約直前で話が白紙に戻る場合がある。

③仲介売却に適した空き家とは

現金を当面必要としておらず、空き家を定期的にメンテナンスできる状況であれば、仲介売却が適した空き家と言えます。ただし地方都市の物件は流動性が低いため、長期戦を覚悟する必要があります。

3.空き家の業者買取のメリット・デメリット

空き家専門の買取業者に直接売却する方法が業者買取です。買取業者は、空き家をリフォームすることで価値を高め、再販売します。

①空き家を業者買取にするメリット

・すぐに現金が手に入る。

・近隣住民に知られることなく売却できる。

・仲介手数料が不要。

・契約直前で白紙撤回、といったトラブルがない。

②空き家を業者買取にするデメリット

一番のデメリットは、売却額が仲介売却よりも安くなることです。

一般的に、仲介売却の不動産会社が提示する査定額の50~80%程度になるため、価格の折り合いがつくかどうかがカギになります。

③業者買取に適した空き家とは

早い段階で現金を必要としていたり、空き家が遠方、敷地が広大な場合や、所有者が高齢者や複数人いるケースも、業者買取が適した空き家と言えます。

特殊な事情があって一般的な買い手がつきにくい空き家や、時間や手間をかける余裕がない場合も、買取の検討をお勧めします。

まとめ

「仲介売却」と「業者買取」

空き家を売却する方法には「仲介売却」と「業者買取」があり、それぞれ一長一短があります。まずは所有する空き家の特徴をしっかり把握して、どちらの売却方法が適しているか検討してみましょう。

当社でも、空き家など不動産売却のお手伝いをさせていただいております。お困りのことやご相談がありましたら、お気軽にご連絡ください。

税金のこと

前の記事

136.相続税減額を徹底解説!
相続や名義のこと

次の記事

138.不動産相続の分割法:特徴&注意点!