135.早期高額で売るための不動産売却のヒント

こんにちは!
イエステーション愛媛総合センター| 今治店の川又です。

「住まいを売るなら、円滑かつスピーディに、そしてできるだけ高値で売りたい!」
これは誰もが望むことでしょう。

ただし、不動産売却は初めての経験かもしれません。
手続きの流れや留意点について、理解しきれないことが多いでしょう。

この記事では、不動産売却における留意点を解説します。
売却プロセスに従って、スムーズで高額な売却を実現するためのアドバイスをまとめました。

不動産売却の注意点を知ろう! 家を売却する流れごとに解説

不動産のスムーズな売却と高額成約を希望するのは当然です。
家の迅速な高額売却に向けた留意点を、売却の段階に応じてご案内します。

【1】不動産会社へ査定依頼

最初に不動産がどのくらいの金額でで売却できるか把握するため、不動産会社へ査定依頼を出します。
その時の注意点として2点ございます。

  1. 事前にご自身でも簡単に相場価格を調査する。
  2. 複数の不動産会社に査定依頼をし、その上で比較・検討する

不動産会社に査定依頼をする前に、自分でも同じエリアで似たような物件の売り出し価格をチェックし、相場を把握しましょう。

査定の方法は、物件の情報を元に簡易的に査定を行う「机上査定(簡易査定)」と、実際に現地を確認し査定する「訪問査定(本査定)」の2種類ございます。
まずは、インターネットなどの一括査定サービスを利用して複数の会社に机上査定(簡易査定)を行い、その後ご自身が良いと思われる不動産会社をピックアップして訪問査定を依頼します。

査定額は高ければ高いほど良いとは限りません。
相場からかけ離れた査定金額の場合は、なぜ? どのような根拠なのか? どうして?と疑問をぶつけてみましょう。

【2】仲介契約を結ぶ不動産会社を決める

訪問査定をしてもらった不動産会社の中から仲介契約を結ぶ会社を決定し、契約を結びます。
仲介契約は以下の3種類があり、それぞれ特徴が異なります。

一般媒介契約

複数の不動産会社との契約:同時に複数の不動産会社と依頼可能
自分で買い手を見つけた場合:不動産会社の仲介なしで売却可能
契約期間:規定はないが一般的には3ヵ月
不動産流通機構(レインズ)への登録:登録義務なし
状況報告の頻度:規定なし

専任媒介契約

複数の不動産会社との契約:契約は一社のみ
自分で買い手を見つけた場合:不動産会社の仲介なしで売却可能
契約期間:最長3ヵ月
不動産流通機構(レインズ)への登録:7日以内に登録
状況報告の頻度:2週間に1回以上

専属専任媒介契約

複数の不動産会社との契約:契約は一社のみ
自分で買い手を見つけた場合:不動産会社の仲介で売却可能
契約期間:最長3ヵ月
不動産流通機構(レインズ)への登録:5日以内に登録
状況報告の頻度:1週間に1回以上

不動産会社からすると複数の会社と契約可能な一般媒介契約だと、売却活動をしても必ずしも自分の会社で売れるとは限らないため、そこに広告費や人件費を投じづらいです。

専任媒介契約や専属専任媒介契約だと、不動産会社は自分たちの売上につながる可能性が高いので、積極的に売却活動を行ってくれるでしょう。

【3】売却活動開始

売却活動では、不動産会社が広告を出して物件の買い手を探します。
ここでの注意点は、価格をいくらで打ち出すかという点です。
早く売りたいのか、高く売りたいのかといった要望によっても異なるでしょう。

相場よりも安い価格を打ち出せば早く売れるでしょうし、人気エリアの人気物件なら多少高く打ち出しても売却できる可能性もあります。
ただし、あまり高値で打ち出すとなかなか売れず、結局時間が経った後に価格を下げざるを得ないという可能性もあります。

長期間売れないと「売れ残り」のイメージもついてしまうため、見極めが大事です。

家を早く売却するための方法については「家が売れない原因と対策。あなたの売却活動、間違ってる?」も、ぜひ参考にしてみてください。

【4】不動産売買契約

買い手が決まったら、不動産売買契約を締結いたします。
契約日当日には重要事項説明書と契約書の内容を確認し、手付金を受け取ります。

手付金とは売却金の一部で、契約の証拠でもあります。
契約後に買主側から契約をキャンセルした場合は手付金を没収され、売主側からキャンセルした場合は手付金の倍額を買主へ支払うことになります。

物件の引き渡しや残金の決済日も決めていきましょう。

【5】代金の決済と物件の引き渡し、名義変更の手続き

売却代金の残金を決済し、物件を引き渡します。
物件を引き渡したら、当日中に名義変更の手続きをしましょう。

名義変更の手続きは自分でもできますが、司法書士などの専門家に依頼するとスムーズに進めることが可能です。

不動産の名義変更の流れや注意点については、こちらでも詳しく解説しております。
不動産売却時の名義変更。流れやポイント、注意点を解説

不動産売却の最適なタイミングは?かかる期間も知っておこう

【1】不動産売却の契約が多い月は?

1年の中で不動産売却の契約件数が多い時期は、一般的に「【1】1~3月【2】9~11月」と言われています。

【2】不動産売却にかかる日数は?

不動産売却には情報法収集も含めて3~6ヵ月程度の時間がかかるのが一般的です。
この【1】【2】のタイミングで売り出しができるように準備を進めるのがよいでしょう。

売却にかかる期間の目安としては、マンションが最短で3~4ヵ月程度、一戸建てが最短で半年程度と言われます。
近年は中古マンションの二―ズが高まってきていますので、エリアによってはすぐに売却できるケースも多いでしょう。

【3】境界の確認

一戸建ての場合は隣家との土地境界線をはっきりさせるための測量なども必要で、準備も含めてマンションよりも引き渡しに時間がかかる傾向にあります。

まとめ

不動産売却の流れと注意点

・不動産売却の流れと注意点
不動産売却の流れは【1】不動産会社へ査定依頼 【2】仲介契約を結ぶ不動産会社を決める 【3】売却活動開始 【4】不動産売買契約 【5】代金の決済と物件の引き渡し、名義変更の手続き となります。それぞれの注意点についても確認しましょう。

不動産売却に最適なタイミングとかかる期間
不動産売却の契約が多いタイミングは新生活準備をする1~3月、新年に向けたタイミングの9~11月です。タイミングに向けて不動産売却の準備を進めるとよいでしょう。売却にかかる期間は、マンションで最短3~4ヵ月、一戸建ては最短半年程度と言われています。

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