126.徹底解説!不動産査定の種類と事前の下調べ

こんにちは!
イエステーション愛媛総合センター| 今治店の川又です。

皆様、不動産売却するにあたって必要な内容です。この内容を理解することで、「不動産査定」のご依頼時に役立ちます。
今回は、不動産売却の最初のステップである「不動産査定」についてわかりやすく解説いたします。

また、事前にご自身で不動産の相場の調べ方についても解説いたします。

そもそも「不動産査定」とは?

不動産査定とは、売却する予定の不動産がどれくらいの価格で売れるのかを、具体的な数字として表すことを言います。
査定を行うことにより、「ご自身の資産の価値なのか」、「どれくらいの価格で売却できるのか」がわかるようになります。
不動産以外で、同じ流れでわかりやすい例としては、中古車買取専門店になります。所有している車を売却する際、買取専門店で一度見ていただき、査定金額を提示してもらっていると思います。こちらと同じ流れで不動産売却もスタートします。

不動産査定の方法は大きく分けて2種類


不動産査定には大きく分けて簡易査定と訪問査定の二種類がありますので、
お客様のそれぞれのニーズにあった査定をお選びしていただけるように
両者を詳しく見ていきましょう。

簡易査定の特徴とは?

簡易査定とは別名机上査定とも呼ばれる方法で、現地には足を運ばずに、査定金額を算出する方法です。
不動産査定と言えば、現地または現場を担当スタッフと見た上で査定金額を算出することをイメージされている方もいらっしゃるでしょうが、机上査定でもある程度の査定額を算出することは可能です。
「この不動産の価値はどれくらいだろう?」「今ってどれくらい売れるだろう」と売却することが明確に決まっていない方々もこちらの方法を利用する方が多く、数日で簡単に結果が出るのが一番の魅力です。
インターネットから簡単に不動産会社さんに査定を依頼することもでき、不動産の大きさ、築年数、住所などを入力するだけで不動産査定の結果が簡単にわかる一方、入力していただいた情報等を基にした概算の結果しか出ないので、現況の物件の状況によっては価格が上下する場合もあると思っておきましょう。

訪問査定の特徴とは?

訪問査定とは別名「詳細査定」や「本格査定」とも呼ばれる方法で、実際に担当スタッフが現地まで行き、現況の物件の状況を確認した上で詳細な査定額を算出する方法です。
担当スタッフが物件の状況を詳しく確認してから価格を出すため、机上査定よりも正確な数字が算出される可能性が高いです。
訪問査定の場合は、土地や建物の状況確認はもちろん、周囲の環境、道幅、周辺施設やアクセスなども細かく見ながら査定を行うので、査定時に立ち会いが必要なのはもちろん、1時間程度かかると想定しておきましょう。

お客様が不動産査定をご依頼する前に

不動産査定を行うとなると、不動産会社に来店して査定を依頼したり、スマホで検索したりして不動産査定をお願いするのが基本ではありますが、その前にご自身で「どれくらいの金額になりそうなのか」とご自身が所有されている不動産の相場の目安を付けておきたい方もいらっしゃるでしょう。
そういった場合、実は自分である程度査定額を予想することができますので、以下の方法を試してみてください。

レインズ・マーケット・インフォメーションを利用する

色々な不動産会社から過去の取引データを収集してそれらを集約したのがこちらのサイトです。
実際に取引された事例が載っていますので、具体的な金額を知ることが可能です。
ただし、エリアによってにはこちらには表示されない場合や
土地についての取引情報は載っておらず、マンションもしくは戸建てのみの対応です。

土地総合情報システムを利用する

上記のレインズ・マーケット・インフォメーションと同じようなシステムではありますが、
こちらに登録されている情報源が不動産を購入された方に実施した任意のアンケートであるという点がレインズとは違っております。
また、土地にも対応しているので土地の価格相場を知りたい場合にはこちらが便利かもしれません。こちらもエリアによって数が少なかったりすのでご注意ください。

不動産購入サイト(ポータルサイト)を閲覧する

不動産の特殊なサイトを使うことがめんどくさいと思われる方であれば、不動産購入する方が閲覧するような不動産購入サイトや私たちのHP内で物件の相場を確認するのも一つの方法です。
現在販売されている物件の金額情報からも、おおよその不動産の相場は分かる可能性はございます。ですが、物件ごとにそれぞれ特徴が変わってくるので、金額は参考程度にみておくのがポイントです。

国が公表している土地価格(公示地価)を参考にする

毎年3月に国土交通省が発表しているその年1月1日時点における全国の土地価格(公示地価)を参考にするという方法もあります。
例えば、坪単価80万円の土地を30坪持っている場合は2400万円ほどの価格となりそうと概算できます。
ただし、こちらも標準地として定められている土地の金額になっており、土地の大きさ、場所、道の付き方によっても金額が変動するのでご注意ください。

不動産査定を依頼する前に自分で調べておく事も1つの選択肢!

不動産査定をご依頼する際には1社の不動産会社に依頼したり、複数社の不動産会社に依頼したり基本的に不動産会社に依頼するのが一般的な流れにはなりますが、その前にご自身である程度不動産の相場を把握しておきたいと思う方もいっらしゃると思います。
ご自身で価格相場を調べたい場合は、今回ご紹介した方法で事前に調べておくとより安心して不動産会社の査定のお話をお聞きできるかもしれません。

まとめ

  • 「不動産査定」とは?
    不動産査定とは、売却する予定の不動産がどれくらいの価格で売れるのかを、具体的な数字として表すことを言います。不動産売却時の最初のステップ
  • 不動産査定の方法は大きく分けて2種類
    「不動産査定」は簡易査定と訪問査定の2種類あります。簡易査定は、現地訪問はなく概算での査定金額を算出する方法。訪問査定は、訪問して現地等の状況を確認の上、査定金額を算出する方法。正確な金額がでる可能性が高い。
  • お客様が「不動産査定」を依頼する前に
    ご自身で様々なシステムやネットを活用し、不動産の相場を調べることは可能。ただし不動産によって土地の大きさや形等が異なる為ご自身が思う不動産の相場とずれる可能性があります。

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