015.家が売れない原因と対策。あなたの売却活動、間違ってる?

こんにちは!
イエステーション愛媛総合センター| 今治店の川又です

家の売却にはある程度の時間がかかります。
とはいえ、いつまでたっても売れないのには何か原因があるのかも……?

今回は家がなかなか売れない時に考えられる3つの原因について解説します。
家が売れない原因と対策を知って、スムーズな売却活動を目指しましょう!

売れない原因は、価格・物件・不動産会社に問題がある?

家の売却にあたり、査定から売買契約締結~物件引き渡し完了までは、3~6ヶ月程度の期間がかかるのが一般的です。

リクルートが行った調査では、自宅売却にかかった時間が3ヶ月未満という方が全体の半数以上。
6ヶ月以内に売れた人まで含めると8割近くを占めています。
ですから、半年たって1年たっても売れない……という状況はちょっと時間がかかりすぎかも?

物件がなかなか売れないのには「価格」「物件」「不動産会社」の3つの原因が考えられます。
具体的にどんな原因が考えられるのかご紹介します。

価格に問題がある

購入希望者から内覧の申し込みがない、少ないという場合に、一番考えられるのは売り出し価格が市場相場と比べて高いということです。

少しでも高く家を売却したい売主はもちろん、不動産会社にとっても高く売れた方が手数料を高くとることができるので売却価格を高目に設定してしまう傾向があります。

近隣の同様の物件の相場と比べて高い価格で売り出している場合は、やはりなかなか買い手がつきづらくなってしまいます。

物件に問題がある

購入希望者が内覧には来るけれど売買契約成立までには至らない…ということが続く場合は、なにか物件に問題がある可能性があります。
内覧で確認してみたら思ったより古かった、狭かった、破損や汚れが気になったことから「買おう!という気持ちにならなかった」ということが多いです。

2世帯住宅の場合も売り先の対象が少ないうえに、両世帯の意見が一致しないと購入に至らないので、すんなり売れるのはなかなか難しいと言えます。

不動産会社に問題がある

価格や物件に売れない理由が思い当たらないのにも関わらず、何ヶ月も売れない場合には不動産会社に問題があるのかも?

チラシやインターネットに広告を掲載する、見込み客に営業をかけるなどの販促活動を一生懸命にやってくれているでしょうか。
売り出しているエリアや物件の種類は売却実績があるでしょうか?
不動産会社の販促活動や営業手腕も家を売却するためには大切なポイントになります。

家を早く売却するための対策7点をご紹介!

家を売り出したのになかなか売却できないと困ってしまいますね。
「〇月までに売却したい」という予定がある方はもちろん、価格が上下する土地と違って家は時間が経てばたつほど築年数が増すため、黙っていてもどんどん価値が下がってしまいます。

家がなかなか売れないときはこんな対策をとってみましょう。

①売却価格を見直す

近隣エリアの価格相場を確認し、かけ離れているようであれば合わせるようにしましょう。
時間が経つごとに築年数が増え、黙っていても家の価値は下がってしまうので定期的に見直す必要があります。

査定時であれば複数の不動産会社に査定を依頼して比較検討することも必要です。

②ハウスクリーニングを依頼する

内覧前には家の整理整頓と徹底的な掃除をするとは思いますが、可能であれば専門業者へハウスクリーニングを依頼することも検討してみましょう。
家に入って一番最初に目につくために印象に残りやすい玄関や、女性のチェックがしっかり入る水回りなどが特に必要です。

水回りはハウスクリーニングを頼むと、自分では掃除しきれない水垢やカビなども落として見違えるほどピカピカに仕上げてくれるので、見た目の印象がかなり変わるでしょう。

③リフォームをする

古い、破損、劣化などは売れない原因になりますので、リフォームで修繕することをおすすめします。
リフォームすることで家の価値が上がり、売却価格も上がります。

ただし、修繕ではなく売主の都合で行うリフォーム(壁の色や間取りを売主の好みに変えるなど)は価値が上がるとは限りません。

購入後に自分好みにリフォームしたい方もいます。
その場合はリフォームをせずに、その分売却価格を下げた方が売却につながる場合があります。

④引っ越して空き家にしてしまう

家具がないと生活感がなくなってしまいますが、逆に売主の生活のイメージを与えず、家も広く見えます。
家全体のハウスクリーニングをすることも可能になります。
内覧に際して家主と都合を合わせる必要がないため、購入希望者の都合の良い日に内覧できて検討の過程がスピーディになります。
内覧者も家主に気兼ねすることなく家を隅々まで見ることができるので、成約につながりやすいです。

⑤売却時期の狙いを定める

新学期や新年度を控える2~3月、転勤時期や新年前の9~12月頃が不動産の取引が活発になる時期です。
市場全体が活性化し、家を探している人もたくさんいる時期ですのでこの時期に狙いを定めて広告や販促活動に力を入れてみましょう。

⑥不動産会社との契約の形を変える

不動産会社へ家の売却を依頼する時は「専任媒介契約」「専属専任媒介契約」「一般媒介契約」の3つの契約の形があります。

  • 属専任媒介契約……1社の不動産会社と契約し売買契約は必ずこの不動産会社を通して行う
  • 専任媒介契約……1社の不動産会社と契約するが、家主が自分で見つけてきた買主とは不動産会社を通さず売買契約を結んでよい
  • 一般媒介契約……複数の不動産会社と契約して競合させる。

一般媒介契約の場合は複数の不動産会社と契約して競合させるため取引のスピードが高まる可能性があります。
しかし買主を決めた不動産会社だけが手数料を得ることができるため、営業費用をかけたのに手数料をとれないというリスクを恐れて積極的な販促活動をしてもらえない可能性も。
専属専任媒介契約であれば、最終的に家が売却できれば確実に手数料を得ることができるので積極的に営業活動をしてくれるというメリットがあります。

⑦不動産会社を変える

価格や物件に問題がないのになかなか売れない場合は不動産会社を変えてみるのも一つの方法です。
不動産会社に得意なエリアや得意な物件(一戸建て・マンション)があります。
売りたいエリアや物件で多くの販売実績を持つ不動産会社へ変更してみましょう。

まとめ

  • 家の売却は3~6ヶ月程度で引き渡しまで完了する方が8割。半年、1年と家が売れないのは、何か売れない原因が考えられます。
  • 家が売れない原因は「価格が高い」「物件が古い狭いなどの問題がある」「不動産会社の販促活動不足」の3つの原因が考えられます。
  • 家は黙っていても時間が経つだけで価値が下がっていってしまいます。価格が高いなら見直す、古さや破損が気になるならハウスクリーニングやリフォームをする、一生懸命に販促活動を行ってくれる不動産会社を探すなど、家がなかなか売れない原因と対処法を確認して早期の売却を目指しましょう!

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