業者の選び方(買取の場合)

116 買取業者?仲介手数料?キーワードも含めて徹底解説。

不動産を買取業者に売却する場合、多くは仲介会社を通しての取引となり、仲介手数料が必要になります。
しかし実は、仲介を通さず、直接買取業者さんにお願いする方法も存在はしています。
この点だけを見れば、仲介を通す利点はありません。
しかし、基本的には仲介を通したほうが良いと言える理由がいくつかありますので、解説させて頂きたいと思います。
買取業者への売却をご検討になる場合の参考にお役立ていただけますと幸いです。

まず、皆さんは「買取業者」という単語をこのメールで挙げる前に聞いたことがあるでしょうか?
また実際の企業名が思い浮かびますでしょうか?
恐らく、企業名までご存知の方は非常に少ないと思います。
この状況自体が大きな理由です。

買取業者は露出が少ないのであまり知られていませんが、小規模な業者さんを含めると、とんでもない数の業者が存在しています。
その中から、安全に、良い条件で、取引をしてくれる業者を見つけることができるかどうか、これがとても難しいです。

我々不動産会社は、日々の取引実績や業界内での評判、など多くの情報に触れていますので、数多くある買取業者さんの中から、ある程度相談先を絞り込むことができます。
しかし、それでも、1社にしか声をかけないということはほぼありません。
物件によって、決算など業者側の資金繰りのタイミングによって、買取価格はとても流動的なものだからです。
情報を常にキャッチしている我々でも、「ある程度まで」絞り込んだ後は、各社から取引条件の提示を受けて取引先を選定するのです。
事前情報なしで、最適な買取業者を選定することが、とても難しいことがお判りいただけるかと思います。

つまり、仲介を通すメリットは「取引の安全さ」と「好条件の引き出し」の2点をプロに任せられるということです。

ただ、完全に任せきりでもいけません。
「提示条件が本当に好条件なのか」という点については、ご自身でもできる限り精査をする必要があります。

これは、本来あってはいけないことですが、仲介の中には本来期待できる買取価格よりも低い金額を提示し、差額分を転売時に自社の利益にしようとするケースが存在しています。
もちろん、商売ですので転売時の利益確保は絶対に必要ではあります。
しかし度を越した提案をする者が、残念ながら存在しています。
そしてこれは故意にやっている者もいれば、情報量の不足から、意図せずやってしまっている業者さんが存在することにも注意が必要です。

仲介業者に依頼をする場合、そこの担当者は買取業者の情報を充分に持っているのか、誠実な対応を期待できるか、といった視点で選定して頂けると良いと思います。
また、こうした場面で適切な判断をする為には、やはり周辺相場に関する知識はつけておく必要があると考えられます。
弊社と致しましては、そうした事前情報の提供から、精一杯のご対応をさせて頂いておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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