不動産買取のデメリット
113 不動産買取のデメリット
最大のデメリットはやはり、「通常の売却よりも価格が安くなる」ことです。
以前と比較すると、再生技術や商品企画のノウハウが蓄積されてきたことで、高価格での売却が可能にはなっているものの、買取業者も最終的には一般の買主様に販売をする為、購入可能な金額には上限がございます。
買取業者の価格に対する考え方は下記のようになっています。
「販売価格-再生にかかる費用-自社の利益=買取価格」
出口の「販売価格」は徐々に持ち上がってはいるものの、各種必要な費用を差し引く必要がありますので、一般の方への売却と比較してしまうと、どうしても価格は安くなってしまいます。
しかし、必ず低いというわけでもありません。
場合によって、好条件での売却ができるケースも存在しています。
好条件での成約を狙って買取業者を選ぶ際のポイントは下記3つです。
1.得意分野で選ぶ
買取業者によって、得意な物件が違います。
土地・一戸建が得意な業者もいれば、マンションが得意、賃貸アパートが得意など、の物件の種類で違う場合もあれば、査定方法の違いなどによっても買取価格には差が出てきます。
そのため、対象となる不動産が得意な業者を見つけ出すのが第一歩です。
2.販売力で選ぶ
買取業者は販売期間が長期化してしまうと、収益性が落ちてしまいます。
そのため、物件のリフォーム等が完了したらすぐに販売ができる買取会社を選ぶこと重要です。
3.ノウハウで選ぶ
工事を低コストに抑える技術や、部材の仕入れ等のコストカット、または高価格での販売を可能にする企画力など、高いノウハウを持っていればそれだけ高値での買取が可能となります。
全く同じ物件でも買取業者によって2割以上差が出ることもあります。
また、同じ買取業者でも決算などの時期によって買取金額がブレることがあります。
したがって買取の提案時には、複数社の見積もりをとることが非常に重要です。