売却で返戻金!?知ってほしいお金の話

106 「火災保険料」「住宅ローン保証料」について学ぶ

不動産を売却するといくつか戻ってくるお金が存在しています。
税金の中には、どかっと数十万円単位での還付が受けられる場合もありますので知っておくにこしたことはありません。
そこで今回は、売却後に戻ってくる費用についてお話させて頂きます。

「火災保険料」

基本的に皆様、マイホームには火災保険をかけているかと思います。火災保険は、加入時に長期のものを選ぶと保険料が割安になりますので、なるべく長期のものに加入されている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

火災保険の保険期間中に不動産を売却する場合、売却時にちゃんと解約手続きをすることで、支払い済みの長期保険料のうち、将来分の保険料が戻ってくるはずです。注意しなければならないのは、保険会社は売買したことを基本的に調べる術がありませんので、こちらから解約手続きをしなければならないことです。

保険証書にコールセンターか代理店の連絡先が記載されているはずですので、そちらに連絡し以降の手続きの指示を仰ぎます。大体の場合で、数日後に郵送で届く書類に必要事項を記入し返送するだけで完了という流れが多く、1~2ヵ月以内に返戻金の振り込みを受けることができると思います。
あってはならないのですが、火災保険は不動産会社もうっかり忘れてしまうことがあります。念の為忘れないように火災保険の証書などにメモを添えて頂けるといいかもしれません。

「住宅ローン保証料」

購入時に住宅ローンの保証料を一括前払いされていた方も返戻金を受け取ることが可能です。
ただ、保証料という名目でなく「手数料」とされていた場合や、毎月の金利に上乗せしてしまっている場合、支払済みの保証料はありませんので返還対象外になります。
もし対象となる保証金がある場合は、抵当権抹消手続きを進める中で銀行側から案内があるはずですので、手続きについてなど、説明を受けて頂けたらと思います。

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