営業スタッフは宝

064 不動産売却を成功に導くには、パートナーとなる営業スタッフの質が重要

物件探しをする中で検討の「評価基準」を作ると物件探しをしやすくなります。

特に物件ごとの個別性が高く、知識の幅広さ、対応力を問われる中古市場において、その傾向は顕著です。

ちなみに、新築市場については少し話が変わってきます。

新築の購入時に重要視すべきは、その物件の価値です。
立地・周辺環境・施工会社など、何を価値とするかは人それぞれではあります。
ただ、新築についてはある程度の期間の保証もありますし、仮に欠陥があったとしても表面化するのはしばらく経ってからになりますので、リスク対策を担う営業スタッフではなく、あくまで物件の質を重視するべきでしょう。

また、新築マンションであれば販売センターに行けば、モデルルームや物件完成パースなど豊富なビジュアル情報があります。
パンフレット、図面集なども充実しており、得られる情報量が統一化されていますので、営業スタッフで選ぶ必然性がないともいえます。

対して中古物件の売買については、情報の統一化がされておらず、物件ごとに状況が大きく異なり、リスク対策も必要になってくるため、やはり営業スタッフを重視すべきです。

中古不動産の売買は、営業スタッフ次第では大きなトラブルに発展してしまうケースが散見されます。
中には不動産会社が細心の注意を払っていても、防げないようなトラブルも存在していますが、そんなときこそ、営業スタッフの力量によって事態は大きく変わってくるのです。

近年ではインターネットの普及により、各不動産会社が扱える物件情報には差が出てこなくなってきています。
自社物件でなくとも案内が可能なので、買主様はどの不動産会社に問合せても、同じ物件を内見できるようになっています。
誰に依頼しても物件情報に差が無くなってきているということは、より営業スタッフ自身の能力によって選ばれる傾向が強まることになります。

営業スタッフのレベルやスキル、そして人間としての資質によって、売主様の満足度に大きな違いが生まれるのです。

新築を購入するときは、営業スタッフに流されない。
中古購入・売却するときは、会社の姿勢と営業スタッフで選ぶ。
覚えておいて損はありません。

売主様の言う通りに査定価格を上げたり、自社に任せてもらいたいがためにあえて高い査定を言ってくる営業スタッフには要注意です。
愛想のよさも大事ですが、売却活動を客観的データとともにこまめに報告してくれる、やるべきことをやってくれる誠実な営業スタッフを選びましょう。

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