優先順位の整理

063 物件探しをする中で検討の「評価基準」を作ると物件探しをしやすくなります。

物件探しをする中で検討の「評価基準」を作ると物件探しをしやすくなります。

一般的な流れとしては「まずインターネットや郵送等で資料を集めて検討し、気になるものがあれば見に行く」という流れが多いかと思います。
事前に検索サイトや資料請求等で様々な情報に触れて頂き、相場観を掴んでいただくのは大事です。
また、実際に見て確かめながら目を養うことも同じように重要です。
しかし、一つ注意して頂きたいのが闇雲に何件も見学してしまうことは避けた方が良いと思っています。

良くあるパターンとして、「たくさん見すぎてよくわからなくなってしまった」と迷宮入りしてしまっているお客様には定期的にお会いする機会があります。

こういったお客様は、

「最初はモチベーションも高く、見学自体も楽しいので探し歩いた」
「見ていく中でそれぞれの物件の良かったところの印象・情報が蓄積され続けた」
「どんどん求めるハードルが上がり続けた」

という流れを辿っている方が多いように感じています。
こうなってしまうと、下記のような無限ループに陥る方も少なくありません。

当初はご自身にとって必要十分であったはずの物件に巡り会っても、過去に見た物件よりも少しでも劣る点を見つけてしまうと決められず、悩んでいる間に良かった物件は無くなってしまい、次に「必要十分」に巡り会っても前回の「必要十分」を超えていないと決められず、悩んでいる間に・・・

こうならない為に必要なことはズバリ「優先順位の整理」です。
絶対に譲れないこと、できれば満たしたいこと、これらを事前に整理して頂けると良いと思います。

ちなみに、見ていく中で多少変わって行くのは問題ありません。
ただ、コロコロ変わるようでは「絶対に譲れないこと」とは言えないことが紛れ込む可能性がありますので、項目の追加時はある程度厳しく精査した方が良いとは思います。
そして、物件を見るごとにちゃんと評価し「なぜ見送るのか」を言葉にできると尚良いです。
こうすることで「自分にとって本当に必要な物件」を見極める目が養われていき、見学件数が無駄にならないようになると思います。

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