085.差し押さえ不動産の売却を検討中
【お客様の背景】
■売買の別:売却
■氏名:Y・S様
■年代:50代
■ご職業:無職
■お住まいの地域: 西条市
■ご相談の地域: 西条市
■売却理由:ご返済関連
■お問合せ方法:ネット
【ご相談内容】
先日、市役所から固定資産税の滞納しているという差し押さえ令状の通知が届きました。
この不動産は親からの相続で、現在は誰も居住していない空き家の状態です。
相続人として私と兄がいますが、兄の所在が分からなくなってしまい、売却の進行が困難です。
市役所からは既に期限が設定されており、その期間内に売却が行えない場合、私たちの他の財産にも差し押さえの危険が迫っています。
このような困難な状況で、どのようなアプローチを取れば良いかアドバイスください。
【ご提案した解決策】
市役所から差し押さえの通知がきたとは言え、不動産の差し押さえは所有者からの記名押印がないと進められないという規定があります。
このため、お兄様と何とか連絡を取り、状況を整える必要がありました。
数々の情報源を調べ、聞き手を探し回り、幸運にもお兄様の現住所を突き止めました。
次に取るべき行動は、直接訪れるか手紙を送ることでした。多くの努力と調査を経て、後日ついにお兄様と連絡を取ることができました。
事情を詳細に説明し、共同で不動産を売却することに成功しました。
私自身初めての経験となりましたが、最終的には両者とも安心して解決できる結果となりました。
【担当営業として大切にした要点】
初めて所有者様の所在が不明というケースに遭遇しました。
当初は売却は難航すると考えましたが、弟さんの困っている状況を見て、少なくとも試してみる価値はあると思いました。
結果として、断念せずに努力したことが報われ、売却が可能となりました。
それは本当に良かったことだと感じます。