居住中の売却でも成功するためのポイントは?
110 家を売るのに「空室?」「リフォーム?」
中古住宅の売却において、居住中のまま売却することが一般的です。
空室にするか、リフォームするかといった相談をいただくこともありますが、結論としてはあまり気にする必要はありません。
空室にした方が売りやすいか、リフォームした方が良いかは、成約率を高める可能性があるとされます。例えば、モデルルームのようにオシャレな家具を配置し、生活イメージを湧きやすくするためにリフォームやステージングを行うことで、興味を持った買主が増える可能性があります。
しかしこれらはあくまで「可能性」であり、実際にどの程度効果があるかは個別のケースによります。また、リフォームを行った場合はその費用が売却価格に反映されるべきですが、買主がさらにリフォームを希望する場合は、売主のリフォームが不要と見なされ、売却価格が下がる可能性もあります。さらに、準備に時間をかける間に潜在的な購入希望者を逃してしまうこともあります。
01.基本的には早めに内見を受け入れることが重要
居住中の売却は売主にとって負担がかかることも事実です。内見の予約が入れば立ち会いが必要になりますし、予定が立てにくくなるという声も聞かれます。売却期間中は売主のご協力をお願いする場合もあるかと思います。
02.急な内見をお願いする場合の対応も重要
また、稀には無理を承知で急な内見をお願いすることもあります。これは重要なアポイントであり、急な決断を下す買主がいるためです。居住用不動産は見せなければ売れないため、内見をすることは非常に重要です。
03.連絡のつきやすい連絡先の提供が重要
最後に、チャンスを逃さないために、私たちがいつも売主にお願いしていることをご紹介します。買主は気まぐれな場合があります。内見の予約を取るのに時間がかかると、他の物件を選ぶ可能性もあります。タイミングを逃さないよう、連絡のつきやすい連絡先情報を提供いただくと助かります。また、内見希望者の予約を断ると、他の物件を見に行って決めてしまうことがあるため、予約希望に可能な限りご協力いただき、代理人などの選択肢も検討していただければと思います。