2001年以降というブランド④

103 「新耐震基準」は1981年6月以降の建築確認から

4.価格がお手頃が多い

当時は今に比べ、材料費も人件費も何もかもが安いです。
結果、新築当時の価格が抑え目になっていますから、現在中古での購入をするとしても、築浅物件と比較して割安に感じられるものが出てきやすくなっています。
また、中古不動産価格は築20年間を超えると価格の下落が緩やかになります。
言い換えれば20年目までの方が、20年目以降よりも、資産価値が落ちるスピードが速い訳ですが、2000年代初頭の物件はまさにこの転換点に近しい訳ですので、購入した後の価格下落リスクが比較的少ないと言えます。

ちなみに最後に取り上げた「20年目以降の方が価格が落ちにくい」という点に注目すると「もっと古い物件のほうが良いのでは?」という疑問がわいてきます。確かにそう言えるのですが、さらに古い物件を検討する場合にはいくつかの注意点が出て参ります。

・古い方が修繕費用が上がっていく可能性(リフォーム費用、マンションの場合は修繕積立金も)
・古くなると使えなくなる税制優遇がある。
・「新耐震基準」は1981年6月以降の建築確認から。

この他にも注意すべき点はいくつかありますが、比較的影響が大きい要素を抜粋してご紹介させて頂きました。
実際は物件の大きさや、耐火性能、耐震性能など様々な条件によって、状況は個別に変わって参りますので、全ての物件に共通したことではありませんが、参考にお役立て頂けますと幸いです。

不動産のマナビ♪

前の記事

2001年以降というブランド③
不動産のマナビ♪

次の記事

不動産のプロとして根拠