短期プライムレート
090 変動金利はどういうメカニズムで決まるのでしょう?
銀行によって異なる場合もありますが、住宅ローンは「短期プライムレート(通称:「短プラ」)」に連動しており、その上下動により変動金利も変動します。
例)2009年1月以降は10年間全く変動していません。
その間、変動金利は全く変動していないのです。
金利は緩やかに上がっていく可能性は十分にあると思っていますが、一方で80年代のバブル経済のような高金利というのは正直難しいのではないかという意見も多く聞きます。
財務省の公表データによれば、日本の借金総額は既に「1,000兆以上」に上ります。
もしも国が金利を下げる政策をやめたとして、金利が上がった場合、もちろん長期国債の金利も上がりますので、国は多額の利息増額に耐えなければなりません。
「国内でも一番多額の借金を抱えているのは国そのもので、金利の上昇はダイレクトに財政を圧迫してしまうような状況で金利を上げるのは難しいのではなかろうか」という意見も多いようです。
このあたりの話題は、専門家の間でも意見が分かれるところですので、断言はできません。
しかし、偏った意見だけでなく様々な情報に触れて頂き、総合的にご判断して頂けますと幸いです。