無理なく返済可能な金額

086 頭金についてよ~くかんがえてみる

不動産の購入において「頭金」の準備はされていますか?

「金利が安い時期」で「無理なく返済可能な金額」なのであれば、「頭金が足りなくとも購入する」という選択肢もあります。

借り入れの2種類の例です。
※下記条件は共通です。
・全期間固定金利・35年ローン・ボーナス払い無し・元利均等

【1】は3,000万円のローンで、総支払額は約4,170万円の例
借入額3,000万円・金利2%
月々返済額:99,378円
総返済額:41,739,108円

【2】は3,500万円のローンで、総支払額は約4,150万円の例
借入額3,500万円・金利1%
月々返済額:98,799円
総返済額:41,495,997円

【2】の方が【1】よりも500万円多く借りたにも関わらず、
総支払額ではおおよそ20万円安く済んでいます。
月々の支払額を見ても【2】の方が若干安くなっていますね。
この差は、もちろん金利1%分の差から生まれています。

金利が安い時期に借りることは、これほどまでの差を生むということを読み取れる事例です。

皆様、頭金の貯蓄はなさっておいででしょうか?
頭金はあればあるほど良いです。
借入金額を抑えられますので、月々の負担が少なくなり、ひいては総支払額も大幅に削減可能になります。
ですので「購入を検討しているけれどまずは頭金を貯める!」という選択は基本的には正解です。
しかし、下記のような場合もありえるかもしれません。

<一>
頭金500万円を目標に貯蓄を続け、ついに貯まったので3,500万円の物件の購入を決意。
残額の「3,000万円」は「金利2%」で借りた。

<二>
頭金はまだ貯まっていなかったが、条件に合致する物件が3,500万円で見つかった。
やむを得ず「3,500万円」を「金利1%」で借りた。

もうお気付きかと思うのですが、実は条件設定をよく見て頂くと下記のようになっています。
<一>=【1】
<二>=【2】

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