重要な3つの媒介契約

017 一番大事なのは「担当者(不動産会社)」の信頼度

媒介契約とは、不動産会社に不動産の売却を依頼する契約のことです。
不動産会社は、この依頼内容を書面で売主さんに交付する義務があります。
そして、この媒介契約をもとに、不動産の売却活動に入っていきます。
媒介契約では、主に次のようなことが取り決められます。

・誰がどの不動産会社に売却を依頼するのか
・どの物件の売却を依頼するのか
・いくらで売却するのか
・売却を依頼する期間はいつからいつまでか
・売却の依頼を受けた不動産会社の売却活動はどのようなものなのか
・売却が決まったときの不動産会社に支払う手数料は、またその時期は

と、かなり簡単にまとめましたが、媒介契約書にはこのようなことが書かれています。
もちろん、詳細についてはきちんと条文にまとめられています。
また、この条文や媒介契約は、不動産会社が都合のいいように決めたとしても「依頼者(売主)に不利な条項は無効とする」としています。
「なるほどわかった。じゃあ早速媒介契約を結ぼうじゃないか」といきたいところですが、たいていの売主さんはここで迷います。
媒介契約を締結するときに悩むのです。
なぜなら媒介契約は1種類ではありません。
3種類の方法の中から1つを選ぶ必要があるからです。
その3つの媒介契約は、次の通りです。

①一般媒介契約
・依頼者(売主)が「依頼した不動産会社」以外の「他の不動産会社」に重ねて媒介を依頼することが原則的に自由である。
数社に並行して売却を依頼できる
・依頼者自身が、自分で買主さんを発見し、直接契約することが原則的に自由

②専任媒介契約
・依頼者が他の宅地建物取引業者に重ねて依頼することは禁止。1社限定で売却を依頼する
・依頼者自身が、自分で買主さんを発見し、直接契約する事は一般媒介契約と同様に自由

③専属専任媒介契約
・専任媒介契約と同様に、他の不動産会社に重ねて売却を依頼できない。1社限定
・さらに依頼者自身が、自分で買主さんを発見し、直接契約することも禁止

このように媒介契約は3種類あります。
そしてこの3つのうち、どの媒介契約が依頼者である売主さん自身にとって有利なのか、メリットがあるのかを悩むのです。

それぞれ色々なメリット・デメリットはありますが、ここで一番大事なのは、任せる「担当者(不動産会社)」が信頼できるかどうか。
この人であれば!という営業マンに売却を任せるのが一番重要です。

続き、家探しの基準3点セットについて、今回は「売れる」をご紹介していきたいと思います。
先に申し上げますと、この計算、「貸せる」とは違って基本的に収支はマイナスになることが多いです。
ご自身が買ったものを、ある程度使って消耗した後に中古で売るわけですから基本は価値が下がっていることが前提となります。

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