166.マンション専用庭の使用範囲とトラブルに関して
こんにちは!
イエステーション愛媛総合センター| 今治店の川又です。
1階住戸には専用庭がついており、戸建ての雰囲気が味わえるため、大きな魅力となっています。
ただし、名称から個人の専有スペースと思われがちですが、実際は共用部分のひとつです。
つまり、自由に使えるわけではありません。今回は、専用庭の適切な利用方法についてご案内します。
専用庭でできることとできないこと
専用庭は使用料を払っているからといって、自由に使えるスペースではありません。
実際には、マンションの共用部分に属しており、一定の利用ルールが設けられています。
そのため、住戸の売買に際しては、事前にできることとできないことを確認しておくことが大切です。
ただし、ルールはマンションによって異なる場合もあり、その際は管理規約に沿った利用が求められます。
マンションの専用庭でできること
専用庭の活用方法は以下のようなものがあります。
①大きな洗濯物(シーツや布団など)の干し場として
②ガーデニングや家庭菜園の場所として
③テーブル席を設置し、テラス感覚でくつろぐスペースとして
④子供やペットの遊び場として
専用庭があれば、上記のような様々な活用方法が可能になり、日常生活をより快適にしてくれるでしょう。中でも子供やペットがいる家庭では、専用庭が重宝される機会が多いことでしょう。ペットの散歩代わりになるほか、夏にはプールを設置して子供の水遊びスペースとしても使えます。さらに大人も、コーヒーやビールを片手にゆっくりとくつろげる贅沢な空間を作ることができます。
マンションの専用庭でできないこと
マンションの専用庭でできないこと
専用庭でできないことには、以下のようなものがあります。
- バーベキューのように匂いや煙がでる行為
- タバコを吸うこと
- 大人数の集まりや大声で話す行為
- 池を作ったり石畳にしたりなど、庭の構造を大きく変えてしまうこと
上記のような行為以外にも、他の住民に迷惑をかける可能性のある行為は避けるべきです。
1階の専用庭での会話や音は、思わぬ程上の階まで届いてしまう可能性があります。
騒音、煙、匂いなどにも十分注意を払う必要があります。
専用庭でもマナー重視
1階の専用庭を利用する際は、まず他の住民に迷惑がかからないことが大前提です。トラブル回避のため、マナーとモラルを遵守することが肝心です。代表的なトラブル原因行為は次のようなものです。
トラブルの原因となりがちな専用庭での行為は、以下のとおりです。
- バーベキューを行う
- 植栽を過度に伸ばす
- 朝方や夜遅くに話し声が大きい
- 手入れ不足で汚れる
- ゴミを放置する
- デザインを大きく変更する
- タバコを吸う
バーベキューやタバコの煙は上の階へ影響を及ぼすため、絶対に避けるべきです。
火災の危険性もあるので、これらの行為は控えましょう。
また、植栽の過度な伸長や手入れ不足による汚れ、ゴミの放置などもトラブルの原因となります。
専用庭は共有部分のため、勝手な改装は認められません。
大掛かりな変更を加える場合は、事前に管理組合へ確認が必要です。
専用庭でも、マナーとモラルを守って利用することが大切です。
専用庭は共有部分
専用庭はマンションの共有部分を借りて利用しているものの、専有部分と勘違いされがちです。
1階住戸の特権として快適に活用すべき存在ではありますが、
隣人トラブルを避けるためにも、ルールを順守した利用が欠かせません。
まとめ
マンションの専用庭は、戸建て感覚を味わえる1階住戸の特権的な空間です。しかし実際は、マンションの共有部分を一時的に借りて利用しているに過ぎません。専用庭では洗濯物の干し場、ガーデニング、家庭菜園、テラス気分でのくつろぎ、子供やペットの遊び場など、様々な用途で活用できます。一方で、バーベキューや喫煙、大声、植栽の過剰な伸長、手入れ不足による汚れ、ゴミの放置、デザインの大幅な変更など、近隣への迷惑行為は控えるべきです。専用庭の利用には、マナーとモラルの遵守が欠かせません。大きな改装をする際は、事前に管理組合に確認する必要があります。適切な利用方法を守れば、専用庭は日常生活を快適にしてくれる空間となるはずです。
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