105.親の施設入居と不動産売却
【お客様の背景】
■売買の別:売却
■氏名:T・S様
■年代:60代
■ご職業:無職
■お住まいの地域:新居浜市
■ご相談の地域: 今治市
■売却理由:その他
■お問合せ方法:ご紹介
【ご相談内容】
親が施設に入居中で、かつての我が家を管理していますが、
高齢化のため、親が戻ってこられる可能性は低いと考えています。
この家は既に5年以上も放置され、私は1ヵ月に1回のペースで窓を開けて風を入れ、掃除をしてきました。
しかしながら、私自身も年齢を重ね、管理がますます難しくなってきました。
そのため、この家を売却することを検討しています。
ただし、売却には幾つかの課題が存在します。
・この家の立地はあまり良くないため、売却が難しい可能性があります。
・建物自体も古く、修繕を行っていないため、その状態も懸念材料です。
・住んでいた当時のままの荷物がまだ残っており、これをどう処理するかも悩みの種です。
これらの問題に対処しながら、この家を売却できる方法を教えていただきたいです。
【ご提案した解決策】
お宅を見学させていただき、1ヵ月に1回の管理訪問により、空き家にしないで保たれていることに感心しました。
この家の状態は築年数を考えると非常に良好で、田舎暮らしを希望する方にとって魅力的な物件です。
ただし、適切な購入者が現れるまでの間、売主様が管理を続ける必要があります。そのため、買取をご提案させていただきました。
仲介の場合、買主様の条件に応じてお荷物を撤去する必要があり、建物の問題がある場合は修繕が必要です。
一方、買取の場合、お荷物の撤去は不要で、建物に問題があっても修理修繕の負担が発生しません。
トラブルを避けるため、買取にてお話が決まりました。
【担当営業として大切にした要点】
すぐに売却を急ぐ必要はないというお考えだったかもしれませんが、
広告して売りに出す場合(仲介)は販売期間中も管理が必要で、その負担が続く可能性があります。
売主様ご自身も体調がすぐれない状態であったことから、長期間かけて手続きを進めるよりも、迅速に手放せる買取をご提案させていただきました。
この方法では、お宅を早く新しい所有者に引き渡すことができ、売主様にとっても負担を軽減できると考えました。