全体的な流れ⑤
050 「競合の価格」「値下げに対する考え方」
6.引渡し準備
・内覧会
ローンの本審査を通過した後、引渡し日までの間に行われる「現地を確認する会」です。
主な意図として契約時に読み上げを行った「設備表」「物件状況等報告書」の内容に齟齬が無いか、改めて現地で確認をしていきます。
戸建の場合は改めて、基礎や主要な柱・屋根裏等、確認できる範囲の箇所は全て見ておいた方が良く、戸建・マンション共通の確認事項としては改めて各種設備の動作状況を見ておきたいところです。
ちなみに、この会の時点で、買主様はその物件を買えることがほぼ確定している為、リフォーム業者との打合せや、室内の採寸などの作業を同時にご希望される方は多いです。
・決済準備(書類・お金)
決済に必要となる書類とお金の準備を進めていきます。
特に重要なのはローン以外でご用意されるお金で、「贈与」を伴うものについてです。
ご親族からの援助を受ける場合は、税金への対策が不可欠となりますので、必ず資金を『受け取る前に』事前に我々か、税理士、税務署、いずれかにご相談の上で準備を進めるようにしてください。
お金の受け渡し方1つで、非常に大きな税金を払わなければならなくなるようなケースがありますので要注意です。
これについては後日、詳しくご説明させて頂きます。
「決済」手続きの注意点として、入出金を担う「銀行」と、登記手続きを行う「法務局」が開いていなければできません。
その為、ほぼ間違いなく「平日」にお時間を作って頂かなければなりませんので、お仕事の都合をつけて頂く必要がございます。
場合によりましては、ご主人が奥様に代理手続きを委任して欠席なさることも稀にあるのですが、人生最大の買い物をすることになりますので、基本的にはご出席を目指して予定の調整をして頂けますと幸いです。
※各種減税制度・助成金の準備、手配
これらの制度については実際のお手続き自体は「引渡し後」に行う手続きの方が多いです。
しかし、制度によりましては引渡しまでに「申請」や「証明書の発行」を受けておかなければ利用できない制度が存在するので、そうした場合はこの時点で準備を終えておく必要があります。
「税金」については事前にご確認の上、お手続きに臨むようにお願い申し上げます。