ここが違う!プロの相場調査

045 【取引事例比較法の査定とは!?】

プロがよく利用する不動産流通機構「レインズ(REINS)」

レインズは、宅地建物取引業者しか見ることができない実際の取引価格情報。
不動産流通機構が「情報を公開して、不動産取引を円滑にする」目的でつくられた情報をどの不動産会社も平等に見ています。オンライン上で、どの不動産会社はどの物件を売却しているか、さらには成約価格まで確認することができます。
基本的に不動産会社は、この成約価格を参考にご自宅を査定しています。

レインズは宅地建物取引業者であれば誰でも見ることができ、プロと消費者との情報格差となっていると言えます。
それを回避するために、レインズに掲載されている成約事例の一部を公開するシステムがあります。(あまり知られていませんが…)
2007年から実施されている「レインズ・マーケット・インフォメーション」は、実際のレインズで見られるような正確な住所やマンション名等が特定できないため、さほど利用されていないのが現実。

プロと消費者が得る情報の違いは、どんなビジネスにもあると思います。
しかし、不動産は金額が大きい為、情報格差によって消費者が受ける不利益が顕著です。
その為、知識武装をし、自分自身であるていど相場観を持つことが自己防衛として必要となってきます。

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