152.転勤に伴う自宅売却。選定ポイント解説〜パート1~
こんにちは!
イエステーション愛媛総合センター| 今治店の川又です。
転勤により持ち家を売却する必要が生じた際、どの不動産会社を選ぶべきでしょうか。
売却成功の鍵は適切な不動産会社の選択です。多くの人が、高価格かつ迅速な売却を望みつつ、どの会社を選べばよいか迷っています。
肝心なのは、その地域に詳しく、売却実績が豊富な不動産会社です。
この記事では、その理由や売却と賃貸の選択基準について2部に分けて説明します。
家の種類に関わらず、転勤で不動産売却を考えている方々におすすめの内容です。
不動産売却を依頼する会社はどう選ぶ?
一戸建てやマンションの購入直後に転勤が決定する状況は、意外にも珍しくありません。
不動産情報サービス企業の調査によれば、家を買ってから転勤になるまで「2年以上3年未満」が最も一般的で、3年以内の転勤者が4割を超えています。
このような状況で、自宅をどうするべきかは大問題です。
家族で引っ越す際、
・売る
・賃貸に出す
・空き家のままにする
が考慮すべき選択肢です。
転勤が夫の場合、家族環境によって最適な選択は変わります。家族での話し合いが必要です。
「転勤時の自宅の選択肢:売却?賃貸?基準と注意点」の記事で詳細を解説しています。
不動産会社選びは売却成功の鍵です。
選択を間違えると、望む価格や速度で売却できないリスクがあります。売却時には、
・物件のあるエリアの会社
・売却実績
・売買と賃貸の両方を扱う会社
を選ぶべきです。
この3つのポイントの理由を詳述します。
売却物件のエリアにある不動産会社を勧めるワケ
然の転勤で引越しの準備に追われると、転勤先で不動産会社を探すことも考えがちです。
ですが、売却の際は自宅があるエリアの不動産会社を選ぶべきです。
この選択の背景にある具体的な理由を詳細に説明しましょう。
地元の情報に精通している会社の方が売却活動に有利
住宅を探している人々は、物件自体のみならず、その周辺の環境や地域の特性にも注目します。
地元に根付いた不動産会社は、地域情報に通じており、物件の近辺の施設や安全性、子育て環境などを購入者に効果的にアピールできます。
家のそばにある不動産業者は、内覧の要望にも素早く対応できます。
また、転勤で家が空き家になる場合、オープンハウスを開くことも選択肢の一つです。
オープンハウスは気軽な内覧機会を提供し、より多くの購入希望者にアピールする効果があります。
家の近所の不動産業者であれば、オープンハウスの運営も容易で、購入希望者の目に留まる機会が増えます。
転勤先の地域の不動産会社に依頼してもいい?
忙しいからと転勤先の不動産会社への売却依頼を考えることもあるでしょうが、
それはおすすめできません。
地元の不動産会社はその地域に精通しているため、他のエリアや別県の物件に関する情報や知識は不十分です。
また、遠方の不動産会社では、売却価格や販売戦略の決定が困難になります。
インターネット時代であっても、物件の場所と不動産会社の距離は重要です。
同じエリア内では多様な売却手法が取れますが、遠方では限られ、売却に時間がかかることがあります。
愛媛県内の物件を県外の会社が扱う場合、多くは現地案内を地元の会社に依頼しています。
このような事実から、売却物件のある地域の不動産会社に依頼するのがベストだと言えます。
売主が遠方にいても売却は可能
家を売却する際、遠方の不動産会社とのやりとりに困難を感じることもあるでしょう。
しかし、実際に現地に行く必要があるのは最大で3回です:
①訪問査定
②売買契約締結
③引き渡し。
転勤先へ引っ越す前に訪問査定を受けておけば、現地へ出向く回数は2回で済みます。
買い手が見つかり、売買契約を結ぶ場合、原則として名義人が現地で手続きする必要がありますが、現地に行けない事情がある場合は、本人が立ち会わずに契約する方法もあります。
その方法の一つが「持ち回り契約」です。
持ち回り契約とは、不動産会社が売主と買主の双方へ足を運び、売買契約書に記名・押印をもらって契約する方法です。郵送で取り交すケースもあります。
また、現地近くに住んでいる信頼できる親戚や知人を代理人として、売買契約書への署名・押印を行ってもらう「代理契約」という方法もあります。
現地に行く回数を減らすにはこうした方法がありますが、不動産売買は大きなお金が動く契約です。
締結後にトラブルが生じないよう、契約内容を最終確認する意味でも、よほどの事情がない限り契約には直接立会う方が良いでしょう。
売却物件のエリアにある不動産会社を勧める残り2つの理由については、次回の記事で解説します。